NPO AMATERAS標準基板完成

お待たせしました。
AMATERAS標準基板 完成です。 設計は京セラ様です。
基板サイズは、200mmx200mmです。
Ubuntu18.04、20.04動作確認済みです。
基板上のFlash起動、uSD起動、SATA起動が行えます。
GPIO40ピンは、RaspberryPI互換です。
産業用に使用出来るよう、設計されています。
HDMI、MiniDisplayPort、LVDS、uSD,M.2(SATA x1、NVMe x1)
USB、UART、I2Cは、各2ポート基板にコネクタがあります。

NPO AMATERAS準拠基板の開発中

協力させて頂いている、NPO AMATERAS(日本メーカーSoCを使用した汎用小型コンピュータ開発 推進[https://amateras.tech])の標準基板を弊社負担で開発を進行中です。
2024年6月頃、量産試作完了予定です。
2024年7月以降に量産開始となります。
採用SoCは、デジタル・メディア・プロフェッショナル社のRS1を採用し、既に産業利用(下記リンク参照)されているものとなります。
基板サイズ:200mm×200mm ヒートシンク取付穴があります。
スペック:ARM64x4コア 2GBメモリ、M.2デュアルスロット(NVMex1、SATAx1)、HDMI、MiniDP、LVDS、Ethernet、uSD、USB、GPIO(RaspberryPiとほぼ互換)、Bootパーティション選択(u-Boot)
OS:Linux、Ubuntu20.04 双方自己Build可能

RS1情報 https://www.dmprof.com/ja/products-and-services/gpu-products/lsi/rs1/

RS1販売実績 https://www.dmprof.com/ja/news/pr-20230920-rs1_15-models-260k-units/

Ubuntu 16T HDD追加

Ubuntu 16.04や18.04では2Tを超えるHDDを増設した場合、通常のfdisk では2Tしか認識しません。
ext4などのファイルシステムは、2Tを超えられるので、普通に認識すると思うのですが・・・

こんなときは、gdiskというGPT形式で、パーティションを作成するコマンドを使用します。

$ sudo gdisk /dev/sd? ※sd?は皆さんの環境に合わせてください。

fdiskと似た対話形式で作成できます。

次にフォーマットします。 Ext4形式の場合

$ sudo mkfs -t ext4 /dev/sd?1

その後、HDDをアクセスする音が延々と続きます。
これは、ext4lazyinitというext4の管理領域を、低負荷でバックグラウンド動作するためです。
通常の使用では影響ありませんので気にせず使用できます。
16Tだとかなり長い時間、アクセスが続きますが、翌朝には終わっていると思います。

もし、見たい時は
iotopをインストールします。
$sudo apt install iotop
$sudo iotop

be/4 root        0.00 B/s    0.00 B/s  0.00 %  0.86 % [ext4lazyinit]

EDA CADの大転換期襲来 弊社はKiCAD移行を決意

長年、EAGLEメイン、OrCADサブ環境をEDAとしていました。
Renesasが、Altium買収との報道、昨年アナウンスのEAGLEが、Fusion360を統合オリジナルEAGLEは2025年末で終了、そしてKiCADの台頭300万円以下のCADは大ピンチの時に
RenesasさんのAltium買収のおかげで、KiCADへの完全移行への決意を促していただきました。
Renesasの発表公式動画
https://www.renesas.com/jp/ja/video/zoom-webinar-regarding-acquisition-altium-limited-february-15-2024

A-Oneのラベル屋さん 設定キャノン LBP841C の倍率

A-Oneのラベル屋さん10で、宛名シール印刷に使用していますが、
キャノンレーザープリンタ LBP841Cの場合印刷間隔が縦横ずれる為、
最適値を探しました。

参考にして頂けたらと思います。

拡大縮小印刷 ⇒ 拡大/縮小 100% ⇒ 101%

OSより設定画面は違いますが、拡大/縮小 の項目は同じです。

ここを101%にすると間隔が合いました。

Renesas RL78 I2C(IIC)は、IICAを使用すると安定する。

Renesas RL78には、複数のI2Cがあります。
IIC00,IIC1X,IIC20,IIC2X,IICA0など、ピン数によってチャンネル数が変わります。

この中で、ArduinoやRaspberryPiでは動作するが、RL78では異常動作する場合があります。
今回はサーボモータコントローラ(PCA9685)で、IIC10を使用したところ安定しなかった為、IICA0に変更したらすんなり動作しました。
これまでも、加速度センサなどで同様の症状があった為、備忘録として記載させて頂きます。
プロトコルアナライザを持っていない方は、IICA0チャネルを、I2Cとして利用する事をお勧めします。

下図のSAU0、SAU1のIICではなく、IICA0タブの「●シングルマスタ」を選択し、

設定タブ
転送クロックを、下記のように100KHz位で動作させ、セット状態に組付け後配線長と波形測定で、転送クロックを調整する事をお勧めします。